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先日ひさびさに仲の良い日本人同期の友人と飲んだ。みなそれぞれのセクションの中で存在感を発揮している自慢の同期。お互いイースターの旅行から帰って来て、第2タームを振り返りながら将来のキャリア、夢、家族の話などで盛り上がった。
商社勤務のS曰く、墓標に刻む言葉が何かで人生は決まると。そしてその言葉が共有できる相手を結婚相手に選ぶべしと、熱く語っていた。一流商社マンの考えることは、常人の域を超えている。 学生時代の8割の時間を麻雀とスロットに割き、IESEの中国人雀師たちを蹴散らした証券マンM曰く、麻雀において「流れに身を任せる人」と「強く引きに行く人」の2タイプの強い人間がいるとのこと。僕はてっきり目指す手札がはっきりしている人間の方が強いのかと思っていたのだが、必ずしもそういうわけでもなく、運と流れで勝つ人間もいると。冷静に考えれば流れを読みつつ引きにいけ、ということなのだろうが、なかなかそれを両立させるのは難しいようだ。 これは人生にも当てはまる。手配と目指す牌の形をイメージしつつ、捨牌を見ながら場の流れを読むと。口で言うはたやすいが、これは至難の業。結局ほとんどの人は自分の手配だけ見ながら目的地を目指す。企業戦略論と麻雀の話が被ってきたぞ。。。最後に彼が言った「まじめにさし続けることが勝利への道」という言葉が、平凡なようで最も実践的な処方箋だと思った。 できることからこつこつやっていこう。 クリックで応援お願いします!
人生をどの程度コントロールできると思うか?
IESEのStop & Thinkという授業の中でこういう問いがあり、色々と考えさせられた。シンプルな問いですが、これにどう答えるかが、その人の性格や行動をよく表すと思う。 自分の周りを見ている感想で言うと、以下の4タイプが見受けられる。 1)コントロールできるとは思わない →流れに身を任せていこうぜ 2)できると思わないけど出来る限りコントロールしたい →身の丈に合わせて努力をしますね 3)できると思うけどコントロールしようとも思わない →ほどほどが一番だよね 4)コントロールできる →やればできる!目的達成のためならあらゆる努力を惜しまない そして、MBAに来るような連中は4)が多い。極力すべてをコントロールしようとあらゆるものをロジカルに理解しようとする、そんな空気をまとった連中をちらほら見かける。そういう連中と話すたびに年の差を感じてしまう自分がいる笑。(IESEの場合は20代後半が中心) 自分がどれにあたるか振り返ってみると、2)あたりに最初いて、長い間4)にいて、今は1)と2)の間をいったり来たりする感じ。どんどん怠け者になってますねw 自分のことがよく分かってきて無理強いをしなくなったというか、ばあちゃんの説法を聞きすぎたせいか、20代のときほどは物事に悩まなくなった。もちろん頭を抱えるようなシチュエーションがなくなったわけではないですが、人生塞翁が馬、成功しても失敗しても、極端に喜ぶこともなければ沈むこともなくなりました。おそらくは自分にとって失敗だと思ったことが後々の成功につながったり、その逆が起こったりという経験を繰り返すうちに、成功と失敗の定義が大きく自分の中で変わったのだと思います。世の中に存在するuncertaintyを自分の努力でどれだけ小さくすることができるか、ただそれだけの問題。まあ死ぬ前に「特にやり残したことはないな」とつぶやきながらポックリいければ幸せかなと。これ、簡単じゃありませんけどね。とまあ、そんな個人的なことはいいとして、 ここでの学びは、目的地に着くことだけが喜びではない、上り坂下り坂の人生、道中どんなに険しくても道端の花に目を配る余裕を持ちながら旅そのものを楽しむことに人生の醍醐味がある、という話。松下幸之助やモリー先生もおっしゃっていましたね。これは特に目新しい概念ではありませんでしたが、人って忘れるんですよね、大事なことほど、悲しいほどに。。だからこそ、こういう授業が一週間に一度あることは意味があるなと思った。 ここ半年、「効率的」とか「計画的」とか「ジャストインタイム」とか「目標達成」とか、そういう言葉を聞き続けて来たため、それがとても素晴らしいことのように思わされるわけなのですが、やはり会社を経営することと人生は似て非なるものだなと、思うわけであります。そういう書籍、うんざりするほど多いですけどね。 もう一度経営学の大家が言ったと言われる言葉を反芻しながら、1週間に1度くらいはStop & Thinkしてみるのがよいかもしれません。 授業後にクラスメートと飲みに行ったときに、クラスで一番シニカルでこういう教訓めいた授業を馬鹿にするタイプのやつが言ったことが心に残る。 「正直あの授業は毎回何がテイクアウェイか分からなくて皆のbullshitを聞かされることになるが、そのbullshitの一員になることは、俺たちの人生にimpactがあると思う」 I can't agree more. クリックで応援お願いします!
僕は将棋が好きです。
といっても指す方は得意ではなく、棋士の伝記を読んだり(升田幸三がヒーロー)、インタビュー記事を読むのが好きだという意味です。 先日、羽生名人のインタビュー記事を読んで唸ってしまいました。特にこれからキャリアを考える若い人に読んでもらいたい記事だったので引用させて頂きます。 今は予測が極めて難しい時代。将棋でいえば、5手、10手先を考えても仕方ない局面。とりあえず次の一手を考えて指して、相手の手を見てまた考えるしかない。将棋の場合、わけのわからない局面ではとんでもなく悪い手を指す可能性が高い。だから、いい手を指すより、悪い手を指さないことが重要だ。 例えばこれを海外留学/MBAという領域で考えると「いま海外に留学をすること」は一つのオプションとしてアリだと思います。MBAの場合、特に専門にフォーカスしている訳ではありませんが、将来の選択肢を増やすという意味では一考に値すると思われます。確かにコンサル/IBという偏った出口が多いのは事実ですが、この混迷する時代に学生というフリーリスクな身分で世の中を「俯瞰」できる特権を持ち、かつ将来の選択肢についてじっくり考える期間を与えてくれるのは間違いありません。「もうMBAとか言ってる時代じゃねーだろ」という方、おっしゃるとおりです。そこで差別化が難しいと考えるのであれば、中国や中南米、シンガポールのビジネススクールに行くのはいかがでしょう?ロケーションはプログラムの質と同等に重要な要素ですから。 ただ差別化することが目的になってしまうのは危険ですので、ジョブスが言うように、自分の過去の資産を今につなげる努力が必要だと思われます。(「you can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards.」) 私が知る限り、人事/組織面で今の日本企業は大きく変革してきており、これは海外留学生にとっては吉報です。ランキングよりもロケーション、そして若さ(笑)、これ重要。年を取るとリスクに対する感覚が研ぎすまされていくので、合理的な選択しかできなくなってきます。これが偶然の出会いを阻むんですよね。 リスクはとるべき。だけどスマートに。 ![]() 羽生名人関連記事:天才の育て方 クリックで応援お願いします!
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